ゆるりぐるりと物見遊山

あちこちを見物したり山野に遊びに行ったときのことを記録しています。

兵庫県宝塚市『旧福知山線廃線跡』でハイキング

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僕は年に2、3回ハイキングや登山をするために山へ足を運ぶ。運動する清々しさを得たいということもあるけれど、自然の中をのんびりと散策しながら歩くのは、頭を整理するのに最適だ。特にハイキングは、登山と違って平坦な道を歩くので疲労が少なくて考えごとをするのに適している。本来は景色を楽しむんだろうけど。

関西には、尼崎から伊丹、宝塚を経て福知山へ向かう福知山線という電車が走っている。そのうち生瀬~道場の区間は、昭和61年に現在運行されている路線にルートがリニューアルされたんだけど、路線は今でも旧福知山線廃線跡として残っている。武庫川渓谷沿いに走っていたかつての福知山線は、迫力ある武庫川の眺めや渓谷の抜群な景色を楽しむことができただろう。川風に吹かれながらのそこでの散歩は気持ち良く兵庫県の人気のハイキングコースとなっている。ただ、管轄するJR西日本は、線路もなくなったし、もうこの土地はお役御免だからメンテもしていないのでハイキング中に何かあっても責任は取らないよ、とうたっていてハイキングには推奨はされていないんだけど。散策好きな僕としては、推奨されていない土地を歩くのことに少し後ろめたさを感じたけれど、どっぷりとハイキングを楽しんできてしまった。

 

旧福知山線廃線跡のハイキングは生瀬駅から武田尾駅までの約6km、時間にすると2時間くらいのコースでおこなうことにした。山道ではなく線路跡ということでそんなに足場は悪くないだろう、と高をくくって普通のスニーカーで来てしまったがこれは失敗だった。歩き出してわかったけど、確かに足場は悪くないが、線路の枕木が残っており道がデコボコしていて底の浅いスニーカーでは足が痛くなるのだ。登山用の靴を履いていけば良かったなぁ。まぁ、完全に自業自得ですよ。それを除けば、道中はなだらかで平坦な道で、登山の山道に比べると幾分歩きやすい。草がボーボーで歩きにくいという場所もなかったし(たぶん)、イノシシもいないし(たぶん)。

 

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迫力ある武庫川渓谷 

 

このハイキングコース(厳密にはハイキングはしてはいけないけど)は、壮大な自然だけではなく道中にある6つのトンネルを歩いて進むのも人気のひとつだ。トンネルは長くてカーブしているものもあり、少し進むだけで真っ暗闇に囲まれてしまう。懐中電灯がないと歩けないほどである。視界が悪いとうのはなんとも不気味なものでビビリながら歩いた(この日はシルバーウィークで、比較的ハイカーが多かったから、彼らの後を付いて歩いていけば良かったのだが)。トンネルの中はひんやりとしていて、途中コウモリの鳴き声らしきものも聞こえたので、恐らく彼らの住処になっているんだろう(気のせいかもしれないけど)。3つ目のトンネルに差し掛かったところで昼ごはん。昼食はデパートで買ったチョット豪華なおにぎり。外で食べるおにぎりほどうまいものはない。昼食はハイキングの醍醐味の一つだ。

 

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トンネルの出口付近は光が差し込み神秘的 

 

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トンネルには万全を期して挑む

 

お腹を満たし、ハイキングも後半戦に突入。ズンズンと歩いていくと、最大のスポット鉄橋が見えてくる。真ん中を歩くことはできないが、橋の横に設けられた当時の整備士が歩く(であろう)ルートを歩いていく。真下には勢いのある川が流れており、なかなか迫力がある。この陸橋を渡ると、ハイキングコースの終点武田尾駅だ。お疲れ様でした。

 

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赤塗の鉄橋

 

武田尾駅周辺は何もなく、まるでハイキングをする人のために作られたと言えなくもないくらい、何もない。ここで、時間を潰せと言われても困ってしまう。しかし、この日は、人身事故があって電車が遅れていたので、本当に時間を潰さないといけなかったわけだけど。

という感じで、ハイキングは幕を閉じる。電車に乗っていると、山々に囲まれた土地から少しずつビルや家が並び始め、都会の様子を帯びてくる。やっぱり都会もいいなぁと思う今日この頃だった。

 

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