ゆるりぐるりと物見遊山

あちこちを見物したり山野に遊びに行ったときのことを記録しています。

人生初の酪農体験。福井県の酪農家に泊まって農業の勉強をしたときの話。(ふるさとワークステイ)

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2013年の話だけど、僕の人生の中で大きなイベントのひとつに福井県で体験した「ふるさとワークステイ」がある。農家に泊まって酪農の勉強をするというものだ。気の小さい僕にとってはかなり思い切った行動だったんだけど、牛への愛が勝ったというのと、あまりに突き抜けていると躊躇なくできるみたいです。その甲斐があってかとても良い経験ができたので書き留めます(思い出そうと思ったら、書いてなかった)。農業はぜひ一度チャレンジしてみたい仕事だったので念願達成で嬉しい限り。

キッカケは単純でホントに農業を営んでいる方には申し訳ないんだけど、都会での会社員生活に億劫になっていたからだ。自然の中で暮らしたいなぁ。農業しながら暮らしたいなぁ。なんてナメたなことを思っていた。

ただまぁ、経験してみないとわからないなってスグに思い立って、ボランティアでもないかとネットを調べていたら、福井県に「ふるさとワークステイ」というものがあることを知った。

ワークステイとは

ワークステイとは仕事先に泊まり、仕事を学ぶボランティア。

ワークステイは、仕事先に泊まって何日間かボランティアで働きながら仕事の様子を学ぶというものだ。ホームステイの仕事版って感じだ(呼び名は様々です)。福井県や石川県、長野県で広がっていて、農業・漁業や地方暮らしに興味を持った人が参加する。主催者の方に伺ったところ、月に一回は都会から農業を体験しに来る人がいるとのこと。

僕は酪農家にお邪魔して牛の世話やコメの精米をしました。ちなみに、ボランティアなので報酬はないです(結果的にコメを10kgもらいましたが)。だけど、1ヶ月以上の長期間で報酬もあるプログラムもあって、その辺は様々です。

公式サイト

福井の農山漁村でボランティア「福井の農山漁村でボランティア」ふるさとワークステイ

農業は想像以上の力仕事

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主な仕事内容は以下の表のとおりです。これが非常に大変。牛は体重が650kgあり、排出物を掃くだけでも重労働。加えて、乳搾りも大人しい牛ばかりではなく、蹴られながら乳搾りの機械を取り付けました。しかも30頭いるという…

コメの精米のお手伝いもさせてもらって、30kgのコメを60個運んだりした。筋肉痛がハンパない。ただ、黙々と作業をするのが僕は得意なのでけっこう楽しかった。

仕事のできない僕にもホストファミリーは優しくて、食事や風呂、寝る場所まで提供してもらい、ただただ感謝の日々を過ごしました。最後に、主催者の人が迎えに来るのを忘れていたのには焦ったけど。

時間作業内容
5:30 起きる
6:00−8:00 牛舎で餌やり×2、糞取り、掃除、搾乳
8:30−9:00 朝食
9:00−11:30 自由時間
11:30−13:00 牛舎で餌やり、糞取り、掃除
13:00−14:30 昼食、休憩
14:30−16:00 精米したコメの封入
16:00−18:00 牛舎で餌やり×2、糞取り、掃除、搾乳
18:30− 夕食、風呂など、自由時間
21:00 寝る

1日の仕事内容

農業は大変だけど達成感がある

3日間しか働いていないけど、農業を毎日続けるのはスゴく大変だということを身をもって実感しました。でも、体をフルに動かすので達成感はデスクワークより大きいかもしれない。そして、地域のかたと交流を深めるられるのもよい。観光では得難い経験だと思う。特に雑談の苦手な僕の場合、仕事を介することで共通の話題ができて会話がスムーズになるのも嬉しい。

ワークステイは都会と地方を結ぶ架け橋になるような気もした。都会での生活に疲れて田舎暮らしを望む人や、若者不足の農家の方の希望が合致しそう(酪農家はお年寄りの夫婦が営んでいることも多い)。ただ、ワークステイの認知度は低くて、企画団体のNPOもHPを作ったり、告知するために都会の会社へ伺ったりと広報活動が大変らしいです。

人生でいろんな仕事を経験できることは素晴らしいことだと思うので、こういったプログラムが広がっていけばいいなって思った。僕も色んな事に挑戦したいし。

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搾りたての牛乳はうまい